2009年02月16日

みんなの図書館2009年3月号が出ました

みんなの図書館2009年3月号.jpg◆◆目次◆◆

特集:みんなに本を―読書に障害のある子どもたちへ
 特集にあたって 編集部 01
 「ディスレクシア」と「図書館」 神山忠 02
 発達障害者や学習障害者にも資料を届ける―活字による読書の困難な人たちへの新たな図書館サービスの可能性について 松井進 10
 特別支援学校図書館の取組について 佐藤泰代 16
 入院中の子どもと本―小児病院における患者図書サービス 塚田薫代 21
 高校生と絵本―読み聞かせによる生徒の心の成長 西野起世子 28

一般:
 なぜ書店は潰れ、図書館は残ったのだろうか?―上 岩田徹 38
 市の財政破綻による図書館閉鎖―夕張からの現地報告 平井由美子 46
 図書館問題研究会第55回全国大会第7・8分科会合同講演会 つなごう・子ども・図書館―下 竹内セ 52

連載:
 マスメディアの現場から―61 危機の感覚をどう乗り越えるか―断念した事件取材 佐々木央 61
 アメリカの図書館は、いま。―32 変わりつつあるイギリスの公共図書館(3)―ヤングアダルトサービス 井上靖代 69

ほん・本・Book:
 『イタリアの図書館』 明石浩 76

図問研のページ:
 非正規職員のための交流のページ 非正規職員のための交流のページを始めます。 小形亮 77
 堺市立図書館における、所蔵資料(BL図書)の取扱いについて(再掲載) 79
 東金市立図書館へ事件報道への対応に関して質問状送付 81
 第3-7回常任委員会の記録 85
 会員異動 88
 今月贈っていただいた本 88
 2月号訂正 88

column:図書館九条の会:
 体験と想像力 石山睦美 36

イベントガイド:
 図書館問題研究会第56回全国大会「福岡」〈超〉速報No.3 84

Crossword Puzzle;297 37


◆◆特集にあたって◆◆

 近年、公共図書館では乳児へのおはなしかいやブックスタートなどの事業をはじめとして、幼児・小学生・ヤングアダルト世代と、年齢ごとや世代ごとにサービスが実施され、かなり充実してきていると言えます。他方、子どもの読書活動推進法や国の取り組みもあり、学校図書館充実の動きや本を使った授業に関心が高まってきています。
 しかし、そんな状況下でも、様々な事情により読書から疎外されている子どもたちは確実に存在しており、そんな子どもたちに読書をすすめる取組みを紹介したいとこの特集を企画しました。

 忘れられがちな子どもへの図書館サービスの代表的な例は、特別支援学校や支援学級に通う子どもたちへのサービスではないでしょうか。槇の実特別支援学校の学校図書館での取組みを佐藤さんにご紹介いただきました。
 また、普通校にもディスレクシアの特性を持つ子どもたちがいます。神山さんにディスレクシアであるとはどんなことなのか、図書館にはどんな思いを持ってきたのかを書いていただきました。
 松井さんには1クラスに2人はいるといわれる学習障害者の子どもたちへのサービスについて、何ができるのかを具体的に書いていただきました。
 病気になって入院している子どもたちは学校に通うことのみならず、家族と暮らすことすらできない状況を余儀なくされています。肉体的にも精神的にも大変厳しい状況にある子どもたちへのサービスについて、塚田さんにご紹介いただきました。
 さらに、高校生に絵本の読み聞かせを研修・実践させ、社会とのつながり、あるいは子どもから子どもへのつながりを体験させる取組みの例を西野さんに書いていただきました。
(編集部 文責:高浪郁子)



posted by 発行人 at 17:12 | Comment(0) | みんなの図書館 | 更新情報をチェックする
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