参加者は23、4名で10畳ほどの会場は一杯になりました。
市民自治小金井市議2名 漢人あきこ・片山かおる
生活者ネット・民主党・市民の党・公明党・自民党 各党市議
小金井市立図書館非常勤職員 5名
小金井市非常勤職員組合書記長
小金井市図書館協議会委員1名
小金井市の図書館を考える会会員
調布市・目黒区の図書館職員(常勤)
小金井市民5名ぐらい?
配布資料
小金井市図書館協議会答申とそれに対する「市の考え」 http://www.library.koganei.tokyo.jp/index.html
非常勤職員から「図書館に司書として働いて考えたこと」=市議会文教委員会委員に配布したもの
「図書館運営体制の見直しについて」の説明会の資料=非常勤職員対象に8月27日開催
参加者から「図書館員の非正規化にどう立ち向かうか」 橋本策也 図書館評論no.50より
小金井市では、図書館協議会の答申を否定する「市の考え」が答申翌日に突如発表され、非常勤職員に対しては、市要綱の「嘱託員を置く必要がなくなった場合」にあたるとして、全員21年度末で「雇用終了」と、「説明会」で図書館長が発表する事態となっています。
当日は、これらに対する議会の動きがまず報告されました。
9月の厚生文教委員会では、市の「行政報告」に対して全委員が質問を行い、次回委員会で再度取り上げることになった。
議会一般質問での質疑では、「答申尊重義務 に反するのではないか」などの質問に対して「協議会は館長の諮問機関」などの答弁がなされた。
8月末の行革委員会でも質問がなされ、非常勤職員の議会傍聴活動や、厚生文教委員への資料配布などにより、大きな関心をよんでいることが報告され、参加された各会派の議員さん全員からも様々な質問や意見が表明されました。
現場の非常勤職員からは、仕事の実態や図書館側の乱暴な説明に対する怒り、また非常勤組合からは、職場確保にむけ今後団体交渉を行うこと、市の常勤職員組合も「白紙撤回」を要求して、組合機関紙でも取り上げていることなどが報告されました。
また図書館協議会委員からは 突然の「市の考え」表明には驚いている、それもいきなり郵便でかんがえが送付されただけでなんら相談がない状況であるとのこと。
「図書館を考える会」からはこれまで取組とともに今後議会請願などを準備していることが報告されました。
その後、東京23区の図書館の「委託」や「指定管理」の状況、実態報告や、多摩地区での図書館の状況が報告され、議員や非常勤職員から委託の実態に対する率直な質問が相次ぎました。
参加者はみな、図書館協議会答申の唐突な「否定」と、非常勤職員の一方的な解雇に対しては疑問を感じ、今後それぞれの立場から取り組むことを話し合い、3時間以上に及んだ学習会を終了しました。
(東京支部 橋本策也)

