
特集:図書館員を育てる、図書館員が育つ
特集にあたって 関西編集部 01
みんなで育つ、地方での図書館員養成 種村エイ子 02
練馬区の非常勤職員研修について 佐藤葉子 09
レファレンスでの図書館員育成 斎藤文男 16
キャリアデザインと図書館 坂口まゆみ 25
連載:
アメリカの図書館は、いま。―39 焚書週間 井上靖代 32
マスメディアの現場から―68 拡大する「書かない領域」 事件報道における障害者 佐々木央 38
図問研のページ:
山本哲生さんを偲ぶ 46
「図書館利用に障害のある人へのサービス」交流のページ 高松市図書館における対面朗読サービスについて 赤尾幸子 57
非正規職員のための交流のページ 自治労臨時・非常勤・パート集会に参加して 廣井綾乃 58
図書館問題研究会広島支部学習会報告 占部奈生美 61
第2回全国委員会の記録 61
会員異動 64
イベントガイド:
図書館スタッフのための仕事のツボ2009年度第2回 60
図書館問題研究会第37回東北集会 65
Crossword Puzzle; 306 31
『みんなの図書館』年間総目次2009 66
◆◆特集にあたって◆◆
司書採用試験がほとんどなくなった昨今、司書課程を卒業した学生たちはどう育っているのだろうか。
非常勤職員が多くなった図書館現場では先輩の図書館員はどう後輩を育てているのだろうか、どういったことを後輩に伝えていけばよいのか。
心配になった編集部は「図書館員を育てる、図書館員が育つ」というテーマを企画しました。
学校を卒業し、就職した後をどうフォローしているのかは、種村エイ子氏に「みんなで育つ、地方での図書館養成」で報告していただきました。
常勤職員とともに図書館を担う非常勤職員を育てる、さらに自ら育つための研修は、佐藤葉子氏に「練馬区の非常勤職員研修について」。
図書館員へのアンケートで学びたいことのトップにくるのは、やっぱりレファレンスサービスでした(※)。
斎藤文男氏の「レファレンスでの図書館員育成」では、レファレンスを通して図書館サービスの現場で「育つ」・「育てる」ことが具体的に紹介されています。
そして、仕事に必要な教育訓練へのアドバイスや、学ぶ人のキャリア発達を促すメンターの存在について、「キャリアデザインと図書館」を坂口まゆみ氏に書いていただきました。
※『図書館職員の研修の充実方策について(報告)』 これからの図書館の在り方検討協力者会議 2008年 p.50
(関西編集部)