今年はなんとなく、大きな点差のある試合が多かった気がします。
2回戦の早稲田実業−中京大中京はなんと21−6、決勝戦も13−1の大差でした。
(私の出身地・長野県代表の松本工業も、大会初日第一試合で、14−1で敗けています)
甲子園というと選手宣誓が連想されるのですが、数日前、図書館のカウンターで中年の女性から質問を受けました。
「選手宣誓の文例が載っている本はありませんか?」
話を伺うと、子ども会の仕事で宣誓文を作らないといけないとのこと。
質問を聞いて反射的に、資料がないかも??と思いました。
お待ちいただいて、7門、3門、8門と資料を当ってみましたが、案の定見当たらず、答えに窮しました。
事務室に残っている同僚に声をかけると、「小学校の運動会運営の資料に載っているかも知れない」と探してくれたのですが見つかりませんでした。
『宣誓。私たち選手一同は・・・・』という典型的な例はすぐに頭に浮かぶのですが、図書館員が典拠なしで答えるわけにもいかず、残念ながら資料がないとお答えしました。
「自宅でネットは検索した」とおっしゃったのでインターネットは使わなかったのですが、気になって後から調べてみました。
いくつかヒットします。レファレンス共同DBにも、茨城県立図書館の回答事例が載っていました。
大会で選手が宣誓するのは、たぶんオリンピックから来ているのでしょう。
「オリンピック宣誓」の文章が掲載された資料は図書館にもありましたが、選手宣誓の文例になるかというとちょっと微妙です。
誰でも知っていそうなことをあらためて質問されると、文献資料がないことはよくあります。
こんなときはネットの質問サイトのほうが役に立ったりしますが、ちょっと悔しい気がするのはなぜでしょうか?
甲子園が終わると夏も終わりに近づいた気がします。秋が待ち遠しいです。
(寅)