2010年12月13日

みんなの図書館2011年1月号が出ました

みんなの図書館2011年1月号.jpg◆◆目次◆◆
特集:事業仕分けは市民の味方か?
特集にあたって 編集部 01
事業仕分け顛末記―埼玉県の事例を中心に 松本芳樹 02
資料:「構想日本」で実施した事業仕分け一覧表 16
事業仕分けと図書館―堺市・大阪市の仕分けを傍聴して 脇谷邦子 21

一般:
ブルガリアの図書館訪問記・番外編 図書館員は世界を見てみよう!―トルコ・イスタンブール空港で12時間待ち!そこで見た国際社会 明石浩 27

新連載:
出版産業時評―1 「自殺・犯罪誘発」を理由にした図書規制の実情 長岡義幸 30
図書館ノート―1 図書館と貧困 山口真也 38

連載:
アメリカの図書館は、いま。―50 国際児童図書評議会(IBBY)第32回国際大会@サンチャゴ・デ・コンポステラ報告 井上靖代 41

ほん・本・Book:
情報リテラシー教育の実践』 井上靖代 50

各地のたより:
東京発=第15回学校図書館のつどい―生きた学校図書館をめざして―報告 小池信彦 53

図問研のページ:
MELIL/CS導入図書館の利用者情報等の漏洩に関する緊急要請 56
高知県立図書館及び高知市民図書館の合築問題について要請書を提出 59
「60年史」編集に動き出す 60
非正規職員のための交流のページ 神奈川県図書館スタッフのための研修会第1回「?!レファレンス基本のき♪」報告 つださほ 61
「図書館利用に障害のある人へのサービス」交流のページ 対面朗読発祥の地日比谷図書館から―「対面朗読を始めることから千代田区の高齢者・障害者サービスを考える」に参加して 長田葉子 64
第2回全国委員会の記録 66
第4回常任委員会の記録 70
12月号訂正 71
今月贈っていただいた本/会員異動/編集後記 72

column:図書館九条の会:
差別なき戦後補償を求めて立法化運動をすすめる ちばおさむ 29

column:図書館の危機管理:
ご存知ですか?『図書館におけるリスクマネージメントガイド』 中沢孝之 37

お知らせ:
第58回全国大会日程/会場 52

イベントガイド:
図書館問題研究会第37回研究集会in徳島[祖谷] 48

Crossword Puzzle;319 26


◆◆特集にあたって◆◆
事業仕分けによって、山口県周南町では図書館1館は不要、残り4館は指定管理を導入すべきとされ、滋賀県近江八幡市では図書館2館は民間委託にすべきとされました。

現在各地の自治体で事業仕分けが行われています。首長の人気取りとかパフォーマンスとか言われたりもしますが、一つ間違えれば図書館政策の方向さえも変わってきてしまいます。

良くて要改善、へたをすると民営化へ移行、ひどいと不要と結論を出され、現状維持などはまずありえません。図書館が俎上にあがれば、私たちは市民の代表としての仕分け人に命がけで説明をしていかなければなりません。ここで防御一辺倒にまわるか、攻勢に出るかは図書館の運命を決める分かれ道になるとも言えるわけです。

今回の特集では大阪と埼玉の自治体で行われた事業仕分けを主に取り上げ、レポートを掲載します。大阪市立図書館は仕分け人たちを恐れず信念を持って果敢に対応しています。レポートにもあるように、小気味良い反論が、仕分け人に繰り出されました(大阪市HPに詳細な記録があります)。判定は市実施(要改善)でしたが、勝利といっていいものでした。充分に相手を説得していました。

これからも多くの自治体で事業仕分けが行われ、図書館がその対象となることでしょう。私たちは事業仕分けを恐れるのではなく、ひとつの機会として図書館の考えを明確に主張する場にしていかなければなりません。この特集が仕分け人たちとどう戦っていけばよいか、私たちの暮らしに図書館が不可欠であることを市民に訴えていくためのヒントになればと思います。

(編集部 文責:微笑正凡)
posted by 発行人 at 13:46 | Comment(0) | みんなの図書館 | 更新情報をチェックする
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