関東では続々避難者の受け入れが始まっているのですね。
離れた関西でも、少しずつ始まっています。
転入してくる子どももありますが、コトバの問題も心配されています。
避難してこられた方に生活情報と被災地の情報、それから少しはココロを休めることのできるものを、図書館からも提供できたら、と思います。
図書館から直接というのがむずかしくても、区役所や地域を通じて提供もできます。
さて、阪神・淡路当時のことですが。
私たち図書館職員もまずは自治体職員ですので、まずは避難所の運営や物資の搬送などにあたりました。
少し落ち着いた頃、3週間以上たってからでしょうか。
図書館から、軽い読み物や絵本などを避難所に送りました。
避難所をまわってお話会をしたり、子どもと遊びました。
職員が揃い、被害の少ない図書館だけが開館できたのは、5月も終わりごろになってからだったと思います。
その時中央図書館では、震災後の生活再建に役立つ本のコーナーを作りました。
建築や土地家屋の法律に関するもの、相続に関するものなどが中心だったと思います。
それから徐々に、震災の記録などを加えていきました。
神戸市立中央図書館では、茨城県立図書館とのエクスチェンジ展示の最中に震災が起こりました。
現在、展示を続行しながら来館者にメッセージを書いていただいており、けっこう集まっています。
募金(市がやっています)も始めています。
資料展示などもできたらよいのでしょうが、人によって16年前がフラッシュバックしてしまう懸念があります。
離れたところでできることは、今起こっていることを知る、理解する、寄り添うことでしょうか。
また先日、職員むけに市役所の産業医から下記のメールが届きました。
↓↓
〜 被災地で支援にあたる職員の皆様、すべての神戸市職員の皆様へ 〜
阪神・淡路大震災以降、被災者への「心のケア」が広く認識されるようになりましたが、心身のケアは、救援する側にも重要です。支援業務にあたっては、
・なるべくチームで活動する
・ほんの少しでも休息をとる
・短時間でできる自分に合ったリラックス法を実践する
・仲間や家族、友人とまめに連絡をとる
などを意識して、自分へのケアが後手にならないようにしましょう。
心身のケアは、あなた自身のためだけでなく、被災した人々への支援にもつながります。