いま、テレビで卒業式のシーンが流れています。
私も、宮戸島で卒業を祝う会にちょうど参加することができました。軽トラに紅白の幕をつけ、先生が鍵盤ハーモニカを吹くなか、島民1,000人のうち600人が6人の卒業生を祝う会で卒業証書が手渡されました。
一人ひとり、かけがいのない子どもたち。失ってはいけない未来。取り上げてはいけない希望。そんな気持ちが一杯のお祝い会でした。
今回、孫が卒業するおばあさんが「普通の卒業式だったら私たちは見ることが出来なかったけど、こうやって見ることができた。どうだ、すごいだろう」と。思わず、いたたまれなくなり後ろを向いて涙しました。
どこにも負けない、空まで響くような子どもたちを祝う拍手。みんなが、手が痛くなるまで叩いた音が響いていました。そして、青空の下で大人も子どもも、みんなで歌う校歌。
ほとんどの方が家を流され、明日、いや、今日をどうしようかというのに、今このタイミングで生きていることを実感し、明日はどうにかなる、今やるべきことに背を向けず、正面向いて進んでいるみんなの姿に、自分も甘えてはいられないと、このメールを打ちながら思い出しました。
被災したみなさん、頑張りましょう!