今回の大地震は想定外の規模で、津波や余震、そして各地に与えた影響は計り知れません。3月11日のM9の大地震の直後に長野や静岡で発生した地震も直接の関連は不明なものの、今後、このような余震がどの地域で起きても不思議ではありません。
地震はいつ、どこで起きるのか誰にもわかりません。もう一度館内で、地震への対策を確認してください。守るものは命です。
以下に主な確認ポイントを挙げます。
1) 館内で一番安全な場所はどこですか。
2) 大きく揺れたとき、館内で適切な対応がとれますか。
3) ハザードマップの確認を全職員で行ってください。
4) 自治体の避難場所はどこですか。
5) 土・日の連絡体制がとれていますか。
6) 地震等の情報を集め提供する体制はできていますか(複数のルートを確保することをすすめます)。
7) 館内の防災設備(火災報知器/消火器)の位置、操作法を理解していますか。
8) スプリンクラーが誤作動した場合の止め方は分かりますか。
9) サンダルやスリッパを履いて仕事をしていませんか。
10) 書庫に入るときは入庫の記録を取り、懐中電灯やホイッスル等を持って入ってください。
11) 停電をしたとき、館内ではどのようなことが発生しますか。また、その影響を極力小さくするために行うことはなんですか。
12) 地震の際、システムへの影響とその対処を挙げてください。
13) 徒歩での帰宅ルートを把握していますか。
*文部科学省のホームページにある「図書館におけるリスクマネージメンントガイドブック−トラブルや災害に備えて−」も目を通してください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/1294193.htm
(図書館の危機管理+自由委員会 中沢孝之)