2011年07月16日

みんなの図書館2011年8月号が出ました

みんなの図書館2011年8月号.jpg◆◆目次◆◆
特集:障害者サービスは今
特集にあたって 関西編集部 01
2009年著作権法改正と図書館の障害者サービス―できること・できないこと 南亮一 02
障害者サービスの「基礎の基礎」 前田章夫 15
障害者サービスは今―公共図書館サービスに期待すること 岩井和彦 24
ディスレクシアが望む図書館を考える 山中香奈 30
大阪マルチメディアデイジー研究会の取り組み 金森裕治 39

連載:
図書館ノート―7 沖縄の高校生が『図書館戦争』を読んだら 山口真也 54
出版産業時評―7 間近に迫る改定都条例の施行と児童ポルノ禁止法の不穏な動き 長岡義幸 58
アメリカの図書館は、いま。―56 カッコウはデジタル・アーカイブの卵を産むのか? 井上靖代 65

ほん・本・Book:
私たち図書館やってます!』 酒井信 73

図問研のページ:
非正規職員のための交流のページ 集まれ!図書館司書何でもしゃべり場 川端宏江 75
追悼 黒田一之さん 79
追悼 平形建一さん 83
会員異動/7月号訂正 78
今月贈っていただいた本/編集後記 88

column:図書館九条の会:
戦争・災害と図書館 川端英子 86

Crossword Puzzle; 326 53


◆◆特集にあたって◆◆
2010年1月著作権法の改正により障害者サービス関係の制限が緩和され、図書館や地域でできることが拡大されました。視聴覚以外の障害―発達障害やディスレクシア(読み書き困難)、寝たきりなどそのままの著作物では利用が困難である人も視野に入れ、情報アクセスの道が開かれました。

一方で、前述のように図書館資料をそのままで利用できない障害は視聴覚だけではないため、これまでの資料やサービスだけでは対応が難しくなってきているのも現状です。機器の発達でとりまく環境も変化し、サービスも多様化しています。しかし、担当でないとわからない部分も多く、どのように変化しているのか、何から取り入れたらいいのか、どんな機器があるのか、なかなか情報が入りにくい状況のようです。

そんな現状から、あらためて障害者サービスを見つめなおしてみようということで今回の特集を考えました。改正された著作権法の解説から障害者サービスの基礎のほか、当事者の方には図書館ができることや望まれていることを執筆していただきました。あわせて、図書館でのサービスやマルチメディアデイジーを知るきっかけになるだろうとマルチメディアデイジーの有効性を研究している研究会にも原稿をお願いしました。

この特集をきっかけに、サービスを見つめなおし、どんなサービスができるかを考えていただければ幸いです。図書館利用に障害がある人へのサービスをこれから学ぼうとしている人の入門として、またサービスを開始しようとしている、もしくは拡充を考えている図書館や地域の方の参考になればと思います。

(関西編集部)


posted by 発行人 at 10:50 | Comment(0) | みんなの図書館 | 更新情報をチェックする
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