「患者を知って、よりよいサポートをしたい」。その想いを胸に、医療に関わる方々は日常的に研修や実践を積み重ね努力をしています。しかし、個々の支援技術の充実に比べ、患者の全体像を知る機会は多くありません。
患者全体を俯瞰することは、支援者が自らの「立ち居地(ポジショニング)」を認識し、相互の理解と連携の促進が期待されます。効果的な支援のための人材養成プログラム入門編です。
日時
2012年1月28日(土) 10:20〜17:00(開場は10:00)
会場
京都大学東京オフィス会議室
交通
JR品川駅港南口徒歩2分
参加費
無料
主催
『国民のがん情報不足感の解消に向けた「患者視点情報」のデータベース構築とその活用・影響に関する研究』研究班(研究代表者:中山健夫)
事務局
健康情報棚プロジェクト事務局(E-mail:tana-project@hotmail.co.jp)
参加申込
お名前、ご所属を明記のうえ、上記の事務局宛にメール申込み。
申込締切
2012年1月23日(月)先着80名まで。
受講対象
医療に関わる全ての方。医療従事者(医師、看護師、薬剤師等)、がん相談員、MSW、介護職員、図書館員、患者ご家族、患者団体の研修担当者、患者さんへの情報支援に関わる方等。
プログラム
1.(患者視点情報を知る)
「患者視点情報とは何か。」(仮題)
中山健夫氏(京都大学大学院医学研究科健康情報学分野教授)
2.(患者団体を知る)
「社会資源としての患者と患者団体」
渡辺千鶴氏(医療ライター)
3.(患者の知りたいを知る)
「患者の知りたい病院情報と医療のしくみ」
坂本憲枝氏(消費生活アドバイザー)
4.(コミュニケーションの難しさを知る)
「話を聞かない医師 思いが言えない患者」
磯部光章氏(東京医科歯科大学院循環制御内科学教授)
5.(患者の人生を見える化する)
「ライフマップ―疾患・障害とともに生きる人生を可視化する試み―」
五十嵐歩氏(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科特任助教)