東京23区の図書館の委託・指定管理は、2009年度には荒川区を除く22区の一部あるいはすべての図書館で行われるようになりました。多くの区立図書館が、民間業者によって運営されるようになったということです。
その実態は明らかではありませんが、「図書館ワーキングプア」と言われるような図書館に働く人たちの労働環境の問題などが明らかになってきました。一方、区直営時代の司書を置かない図書館から、司書資格を持つ人たちが配置される図書館になり、サービスがよくなったという声も聞きます。
私たちは、図書館の置かれている実状をきちんと見据えて、そこから図書館の発展をめざす取り組みを進めなければなりません。
今回の交流集会は、討議に十分に時間をかけるために講演はおこないません。杉並区の図書館プランの作成・働きかけの運動の報告と荒川の非常勤職員中心に図書館直営堅持の取り組みの2本の報告を中心に、各地の状況も出していただき、論議を進めていきたいと思います。
みなさん、ぜひご参加ください。どなたでも参加できます。
日時
11月6日(日)13:00〜17:00(開場12時45分)
会場
日本図書館協会研修室(図書館協会2階)
茅場町下車徒歩5分(地下鉄東西線・日比谷線)
参加費
¥100(資料代含む)
☆報告1 「私たちの図書館プラン」
(杉並・図書館を考える会、杉並文庫・サークル連絡会 鳥生千恵氏)
☆報告2 「図書館非常勤の基幹・階層化の取り組み」
(荒川区図書館非常勤職員労働組合委員長・岩渕健二氏)
主催
東京の図書館をもっとよくする会
連絡先
大澤042(467)4716、池沢042(765)3382
(手話・点字を希望する方はご連絡ください)